アート136 の日記
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横綱の手形
2015.03.19
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第54代横綱輪島から第57代三重ノ海まで四人の横綱の手形と第27代庄之助の書による扁額が本日の大目玉です。
話はまるでかわって、ちょいと考えたことを書いてみます。
自然環境の中で自然発生的に生じた一個の生命が人間社会の中で育てられて幸運にも一個の人間として世界に生き、そうして自分という世界を有つことは、奇跡に近いことであろう。
自分を卑小にも尊大にもとらえすぎず、自分を冷徹に見詰めてその存在のありようを捉えることが、芸道に生きようが、凡々と生きようが、生あるものとしての努めではなかろうか。